:エコキュートの騒音問題を知っておきましょう!(2011.10.14)

■深夜に働くエコキュート

  エコキュートは、深夜電力を使ってお湯を沸かします。

  その時間帯は、23時から翌朝7時まで。

  ちょうど人が眠る時間帯ですね。

 

メーカーによると、その運転音は40デシベル程度です。

  しかし、壁や地面、自動車などの反射物によって反射音が生まれ、

  音が大きくなる場合があります。

  エコキュートの運転音で、特に響くのは低周波音なのですが、

  これにより健康被害に苦しむ人が増えているのです。

 

  ■具体的な症状


  眠れない・眠りが浅いなどの不眠症状。

  イライラ、幻覚、癇癪、脱力感、不安感、

  疲れやすい、集中できない、などの自律神経失調症状。

  肩こり、動悸、めまい、頭痛、腹痛、吐き気、手足のしびれ、

  血圧上昇、脱毛、あごの痛み、胸の圧迫感など、体調の変化・・・。


  これらはすべて、低周波音との因果関係が証明されています。

  大切な睡眠時間に低周波が発生するのですから、

  被害に遭っている方の苦痛は、大変なものでしょうね。

 

  ■被害を防ぐために


  エコキュートの生産業者が加盟する「日本冷凍空調工業会」は

  今年の4月「設置に関するガイドブック」を発表しました。

  それによると、隣家への音の伝わりを防ぐには、

  コンクリートブロック塀など、隙間の無い塀を立てることが有効です。

  ただ、塀の近くに建物の壁があると、音が増幅されてしまいます。

  単純に塀を立てればいい、というわけではないのです。

 

  ■遮音のために塀を設ける場合の注意事項


  前述のガイドブックから引用します。

  ・音源に極端に近い塀を設けると、

   ヒートポンプユニットの吸熱が悪くなり、効率を悪化させる。

   そのため、メーカー指定の間隔以上を確保すること。

  ・塀の高さは、音源の高さより1m高くすること。

  ・塀の長さは、高さの数倍以上(両側に)とること。

  ・塀の材料は、スレート、コンクリートブロックなど、

   強固で頑丈なもので、隙間を作らないようにすること。

 

  ■設置を避けた方がいい場所


  ・近隣の住宅と、あなたの住宅の寝室付近。

  ・窓や換気口など、運転音が近隣の住宅に直接侵入しやすい場所。

  ・壁や塀に囲まれた、極端に狭い場所。

  ・エアコンの室外機など、ほかのヒートポンプユニットに近い場所。


  ただ、これらの対策を施しても、完全に防音できるわけではありません。

  ご近所が密集している場合は特にそうですね。

  エコキュートは、2003年〜2010年に267万台販売されています。

  現在も設置家庭は増加中で、その分、騒音問題も増えています。

  その影響か、建築確認申請の段階で、

  市町村からエコキュートの設置場所を確認されるケースもあるんです。


  これからは、業者だけでなく、

  一般の方も知識と関心を持っておいた方がいい問題ですね。


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【編集後記】


  ■音とニオイはご近所トラブルのモト


  室内でタバコを吸えない人たちは、ベランダや庭でタバコを吸います。

  その煙は、近所に被害を与えています。

 (ある家庭で被害に遭っています。

  朝の爽やかな空気にタバコのニオイが混じってくると、とても苦痛で、

  ご近所関係を保つため、窓を開ける季節は、ひたすら我慢の日々だそうです。)


  家が密集していない場所ならともかく、

  多くの家庭では、ご近所の音やニオイに困った経験があるでしょう。

  相手の痛みを想像することで、事前に防げるトラブルがあります。

  そのために、まず関心を持つことから始めてみませんか?

 

  それでは次回をお楽しみに (^0^)/~~